Digital Scopes

お知らせ

2005年7月27日


レクロイ、業界をリードするSAS (Serial Attached SCSI) /
SATA (Serial ATA) アナライザの機能を強化

最大16チャンネルのSAS/SATAトラヒックを単一画面に同期表示
プローブ・モジュールは「非干渉」「リピータ」兼用タイプ

レクロイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区笹塚、代表取締役社長:北山基樹)は、SASならびにSATA用プロトコル・テスト/解析システムへの新機能追加を発表しました。SASTracerならびにSATracer 3Gのソフトウェアをアップグレードすることにより、無償で追加機能をご利用いただけます。

【追加機能概要】
今回行われるSASTracerv2.5およびSATracer v4.5ソフトウェアのアップグレードは、多数のポートのレコーディングを必要とする、大規模サブシステムの検査効率を向上させることを目指したものです。複数のレクロイ製アナライザをカスケード接続することにより、最大16のSAS/SATAリンクのトラヒックを時間的に相関させ、LinkTrackerのビューで一挙に表示可能になります。これに伴い、4レーン外部コネクタと、非干渉タイプとリピータ・タイプの両方の機能をフロントエンドに搭載した、新しいプローブ・オプションも提供されます。この新オプションではユーザーが2通りのプローブ方法を適宜切り替え、長いケーブルや広いバックプレーンを使用するストレージ・システムも、より高い信頼性でキャプチャできるようになります。

Vitesse社の主任エンジニアでベータ・テスターのCharlie Curtin氏は、次のように語っています。「4ポートSASTracerシステム2基をカスケード接続することで、すべての当社製NexSASエキスパンダ機器を通過するアップストリーム、ダウンストリーム双方向の4ワイド・トラヒックを同期表示できます」

同じくVitesse社のストレージ・マーケティング担当ディレクタ、Tim Hornback氏は次ぎのように述べています。「新しいLinkTrackerの一括表示を利用すると、個々のDWORD間のタイミング・デルタ(時間差)を、8リンクから最大16リンクにわたって簡単に測定することができます。この強力な計測・レポート技術によって、レクロイ製プロトコル・アナライザを使用するOEMメーカーは、彼らのNexSAS搭載システムの動作状況をきわめて正確に、また完全に把握できるでしょう」

レクロイのプロトコル・ソリューション・グループ マーケティング・ディレクタ、James Wrightは次ぎのように述べています。「ストレージ・ソリューション設計にエキスパンダ機器を使用するOEMメーカーには、SASファブリック上の複数ポイントでプロトコル・トラヒックをキャプチャし、表示できるアナライザが有用であると考えます。 複数リンクにわたるイベント間の時間差をゼロクリックで算出する手法から、複数オペレーションのスループットと待ち時間の自動レポーティングまで、レクロイのTracerソフトウェアによって、設計者は幅広い解析が容易になります」

新しいプローブ・モジュールは、ストレージ・テスト機器市場初の、非干渉タイプとリピータ・タイプの両方に対応したSAS/SATA信号用フロントエンドを備えています。非干渉プローブは「パッシブ・タップ」とも呼ばれ、差動ラインを再駆動せずに信号サンプリングを行います。そのため、テスト対象システムの実際の電気的特性に近いデータが得られます。ユーザーはプローブをリピータ方式に切り替えることもでき、その場合、信号強度が増大して、長いバックプレーンや長いケーブル環境の測定で信号の信頼性が向上します。


SASTracerページ→ http://www.lecroy.com/japan/products/protocol/sas/sastc.asp
SATracerページ→ http://www.lecroy.com/japan/products/protocol/sata/satat-3g.asp
SASTracer v2.5/SATracer v4.5ページ→
/japan/products/protocol/sas/sas25sata45.asp

【会社概要】
LeCroy Corporation は、シリアル・データ通信の解析分野における世界的なリーダーであり、複雑な電気信号の高度な測定・解析装置を製造しています。レクロイが提供する高性能のデジタル・オシロスコープ、シリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは、コンピュータや半導体、データ・ストレージ機器、自動車や産業用機器、軍事産業、航空宇宙産業などの設計技術者によって幅広く利用されています。LeCroy Corporationは40年間にわたって蓄積してきた革新的なテクノロジーによって、波形解析分野における主導的な地位を確立しました。高速信号の捕捉・計測・表示を行う波形解析は、今日の情報・通信テクノロジーを促進するために必要不可欠な要素です。LeCroy Corporationの本社はニューヨーク州チェストナットリッジにあります。詳細については、ウェブサイト(http://www.lecroy.com/japan)をご参照ください。


【製品のお問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
プロダクト・マーケティング(担当:辻)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 Fax: 03-3376-9587
Email: [email protected]
http://www.lecroy.com/japan

【報道のお問い合わせ】
レクロイ・ジャパン株式会社
マーケティング・コミュニケーションズ(担当:窪田)
〒151-0073 東京都渋谷区笹塚2-1-6
Tel: 03-3376-9400 Fax: 03-3376-9587
Email: [email protected]
http://www.lecroy.com/japan

What's New(更新履歴)へもどる

ページトップへ