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 2013年8月6日

 

世界初100GHz帯域リアルタイム・オシロスコープの性能を実証

テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社(東京都府中市、代表取締役社長:原 直)は、2013年7月24日に、テレダイン・レクロイが世界初となる100GHz帯域のリアルタイム・オシロスコープの性能実証デモに成功したことを発表しました。このデモは、米国カルフォルニア州サウザンドオークス市にあるテレダイン・サイエンティフィック・カンパニーの研究施設で行われ、100GHzの信号をリアルタイムで捕捉し表示できることを実証しました。

高速のオシロスコープは、現在急速に拡大するクラウド・コンピューティングのバックボーンとなる高速デジタル・ネットワークの開発に必要不可欠のツールであり、間断ない帯域の向上が要望されています。この100GHzという帯域は、現時点で市場に投入されているデジタル・オシロスコープの最高帯域である65GHz(テレダイン・レクロイのLabMaster10-65Zi)を大幅に上回るものです。

「テレダイン・レクロイはこれまでも数々の技術上のマイルストーンを築いてきましたが、リアルタイム・オシロスコープの性能が100GHzに達したことは、新たなマイルストーンとなりました。100GHzの帯域により、未知の現象を明らかにし、新たな発見の道を拓き、高速計測における大きな進展をもたらすことになります。」とテレダイン・エンバイロメンタル・アンド・エレクトロニック・メジャーメント・インスツルメンテーションの最高経営責任者であるTom Reslewicが語っています。

「我々は、テレダイン・レクロイの買収から1年たたない時期に100GHzリアルタイム・オシロスコープのマイルストーンを築くことができたことに満足しています。この日と同時に行ったテレダイン・サイエンティフィックとの共同開発による新しいInPチップの発表は、我々の広範な技術的専門知識を示し、次世代の高性能オシロスコープを次のレベルに引き上げることを約束するものです。」とテレダインの会長、社長兼最高経営責任者のRobert Mehrabianが語っています。

インジウム・リン(InP)は他の既存のプロセスで作ることができるデバイスと比較して、より高速なデバイスを作ることができる先端半導体プロセスです。テレダインは、高度な設計および生産技術を整備して、次世代インジウム・リン・プロセスにおり、次世代インジウム・リン・プロセスにおける技術リーダーとなっています。

100GHzオシロスコープ デモビデオ

Teledyne LeCroy Successfully Demonstrates World's First 100 GHz Real-Time Oscilloscope

 

2014年11月7日-100GHzオシロスコープにより最先端の研究開発が可能に

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