主な特徴
- 追加のシリアルデコードに9つの追加測定項目
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I2C, SPI, UART, RS-232, CAN, LIN, FlexRay, DigRF
3G, MIL-STD-1553デコードパッケージに対応
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アナログ波形描画と同様なシリアル符号化データの素早い設定と表示。
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簡単な設定が可能な新しい測定ウインドウ
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正確な計測が可能な条件振り分け
PROTObus MAGシリアル・デバッグ・ツールキットはレクロイの他のシリアルトリガ、デコードオプションを追加出来る基本ブロックです。それら他のパッケージのトリガやデコード機能を大幅に拡張し、組み込み設計のより完全で迅速な検証、デバッグを可能にします。最も深い洞察が可能になります。
データの抽出とグラフ・ツール
シリアル・プロトコルのメッセージ・ストリームからのデータを抽出し、トラック機能を使用してオシロスコープ上に見やすく表示します。デジタルデータからアナログ波形を生成し、他の電気信号との比較をすることができます。
タイミング及びバス測定
詳細な計測パラメータでシリアルシステムを迅速で容易に理解することが可能です。ゲート設定をしてパラメータ測定をすることも可能です。メッセージ−メッセージ・パラメータでバス上の2つのメッセージ間のタイミングを見ることが出来ます。メッセージ−アナログ・パラメータではバス・トラフィックとアナログ信号の間の相関を見ることが出来ます。統計値表示およびヒストグラム・アイコンを使えばプロトコル・バス上の一連の測定値の理解が深まります。
容易な測定セットアップ
大きな説明付きのアイコンにより適切な測定が簡単に設定出来ます。分かりやすいガイドや測定マーカーによって測定が適切に行われているか確認することが出来ます。さらに正確な結果を得る為に測定項目にフィルタをかける事が可能です。より精密なフィルタリングの為に強力な条件設定を使い特定のIDやIDとデータを特定することが可能です。
強力なグラフツール

PROTObus MAGシリアル・デバッグ・ツールキットの最も強力な機能はMessage-to-Value計測によりシリアルデータ・メッセージからデジタルデータを展開出来ることです。演算を行いシリアル・エンコードされたデータをアナログ波形として見る事が出来ます。ユーザはデータ値の時間軸プロットを直感的なアナログ波形描画として見ることが出来ます。これは他のどの製品でも不可能な表示です。この機能の実用性を示すサンプルとして、I2CもしくはSPIバス経由で送られる温度センサーやコントローラからのデータの観察、DigRF
3G経由で送られるRF周波数におけるIQ変調信号の情報、CAN経由で送られるABS(Anti-lock braking
system)による回転速度情報などが挙げられます。
シリアルデータに含まれるデジタルデータをアナログ値に変換し、データ値のアナログ波形表示を行うことは強力な機能であり、PROTObus MAGシリアル・デバッグ・ツールキットはシリアルプロトコルをデバッグするエンジニアにとって不可欠なものとなるでしょう。
タイミング計測
PROTObus MAGは組み込み設計における因果関係の検証に便利なメッセージ−アナログ、アナログ−メッセージ、あるいはメッセージ−メッセージの自動タイミング計測も行うことが出来ます。これらの計測により組み込みシステム制御の迅速で精密な検証が可能です。強力な統計ヒストグラム表示・計測機能を用いた統計解析も可能です。例えば組み込みコントローラによって送信されたシリアルデータ・メッセージが他の組み込みコントローラや同じコントローラ上の他の信号やシリアルデータ・メッセージを起動する場合、2つのイベントのタイミング計測を自動化し、大量のタイミング計測データを解析することで組み込みシステムの検証がより迅速で正確に行えます。タイミング違反の存在と原因の特定が迅速に行えます。
バス・ステータス計測
バス負荷、メッセージ転送レート、メッセージ量のバス・ステータス計測は、バスの過負荷時におけるデコード・プロトコルの全体ステータスを知ることが出来、転送速度が期待値に達しているかの検証が可能です。
改善されたシリアル・デコード計測設定タブによる簡便な設定
- ソースを選択
- 計測項目を選択
- 出力先の指定
- 適用および設定
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