主な機能と特長
- HDMIバージョン2.1（FRLおよびTMDS）およびHDMI 2.0 / 1.4b（TMDS）コンプライアンステスト仕様に適合
- 簡潔で使いやすい自動試験
- 最大8チャネルオシロスコープ構成またはRFスイッチによるマルチレーンテスト
- TF-HDMI-3.3Vが提供する専用信号プルアップ終端により、ケーブルを使用したフル帯域テストが可能になります
- 強力で柔軟な解析ツールにより、捉えにくい問題を突き止め解決するための比類なき分析能力
- QualiPHYレポート作成機能による関連する情報全てを含む総合的レポートの生成
QPHY-HDMIはコンプライアンス試験を簡単にします
一般にコンプライアンス試験はとても難しい課題です。 ユーザーはオシロスコープとDUTの間に必要な接続を行い、適切な測定の為にオシロスコープを手動で設定し、試験規格に規定された試験手順を実施し、結果を記録し、最終的に測定結果を対応するコンプライアンス試験リミットと比較しなければなりません。QPHY-HDMIは適切な接続情報を表示した後は全てのステップをあなたの代わりに自動的に行います。
総合的で読みやすいテスト・レポート
測定結果はしばしば要約を必要とします。また、素早く仕様と照合するために表にまとめる必要があります。測定器・信号捕捉・測定条件設定とともにそれら情報は完全に文書化されて記録として残されます。QPHY-HDMIは自動HTML生成エンジンによりこのプロセスを合理化します。生成されるレポートは個々の試験結果の数値が一覧表にまとめられ、仕様リミット値に対するPASS/FAIL結果も表示されます。レポートはPDF,HTMLもしくはXMLの形式で保存できます
マルチレーンテストのサポート
HDMI 2.1のコンプライアンス・テストでは、4つの差動信号をシングルエンドと差動の両方のコンフィギュレーションでテストすることが要求されます。この種のテストは、その性質上、被試験機器とオシロスコープ間のケーブルの移動と再接続を意味します。QPHY-HDMI2.1は、このような「手動」操作をサポートし、可能な限り効率的な方法でユーザーを誘導します。しかし、テスト時間を短縮し、複雑さを解消するために、2つのLM Zi-Aアクイジション・モジュール（8チャネル構成）を使用すれば、FRLおよびTMDSテストに必要なすべての差動信号とシングルエンド信号を1つのセットアップで取り込むことができます。TMDS にしか対応していないデバイスをテストする場合は、RF-スイッチ・マトリックスを使用して、自動的に接続を変更することができます。
フィクスチャとRFスイッチのデエンベッディング
HDMI信号レートが各FRLレーンで12Gb/ sに増加すると、テスト対象の信号に対するテスト相互接続の影響がより重要になります。 場合によっては、これらの影響により、通過するデバイスが不合格になる可能性があります。 QPHY-HDMI 2.1には、テレダイン・レクロイの高度なシグナルインテグリティツールキットEyeDoctor IIを使用してフィクスチャとRFスイッチをディエンベデッドする機能が含まれており、DUTの真のパフォーマンスマージンのテストを可能にします。
TF-HDMI-3.3V
TF-HDMI-3.3VアダプターはHDMI試験に必要な３．３Vプルアップ終端を提供します。TF-HDMI-3.3Vは直接３．３Vで終端された入力端と同様にオシロスコープまでの信号伝送路も３．３Vにプルアップします。この終端は測定中でないデータラインに対しても必要です。TF-HDMI-3.3V-QUADPAKは４つのアダプターと８つのSMA-SMAケーブルで全てのHDMI信号ラインのテストが可能です。（Clock, D0, D1およびD2） QualiPHY QualiPHYの事前に定義された設定によりユーザは完全な適合試験を行うことが可能です。さらにユーザは自分用のカスタム試験グループと試験リミットのセットを作成することが出来ます。試験が完了するとQualiPHYは全試験レポート（EYEダイアグラムやその他のスクリーンショットを含む）をPDF,HTML,XML形式で生成します。
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オシロスコープLabMaster 10Zi-AおよびSDA 8Zi-B用のQPHY-HDMI 2.1テストソリューションは、HDMIコンプライアンステスト仕様のバージョン2.1に準拠したHDMI 2.1ソーステスト用の高度に自動化された使いやすいソリューションを提供します。 2.1 / 2.0/1.4b準拠に必要なすべてのFRLおよびTMDSの電気テストが可能です。
