PCI Expressプロトコルエキササイザ
Summit Z3-16 Exerciser

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PCI ExpressエキササイザはPCI Expressトラフィックを発生することができる、パケットジェネレータです。ストレステストや接続性試験をすぐに実施することができます。 Summit Z3-16 はPCI Express 3.0 (Gen3,データレート 8 GT/s)の転送速度と16レーンのレーン幅に対応します。 Teledyne LeCroy製PCI Expressアナライザ(例えばSummit T3-16)とエキササイザを組み合わせることで、トラフィックを記録しその生のトラフィックを改変して出力したり、正確に元のデータを送り返したりすることが可能になります。 エキササイザで発生させるPCI Expressトラフィックの元ファイル(ソースファイル)はスクリプト形式で作成、編集することができます。 

 

 

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特長

Summit Z3-16はPCI Expres Gen3に対応したLeCroyの第四世代エキササイザ(トラフィックジェネレータ)です。 Summit T3アナライザと組み合わせることでPCI Express Gen3搭載製品における完璧なテスト、試験環境を構築することができます。 

Summit Z3-16はPETrainerやSummit Z2-16といった過去のPCI Expressエキササイザで確立された広範囲なプログラミングと検証テストによって築かれており、PCI Express 3.0を含む完璧なテストを提供します。 

Summit Z3-16はエンジニアのシステムの設計、開発を助けるための検証、テストツールです。 PCI Expressのルートコンプレックス、エンドポイントをエミュレートすることができます。 このPCI Expressジェネレータはエンジニアのマーケットに新たなプロトコル解析テストツールを提供するでしょう。 

直感的で洗練されたソフトウェアは容易に解析を行うことを可能にし、製品が必要とする改良を迅速に行うことができるようになります。 PCI Expressのリンク形成におけるトラブルシュートを助ける機能やLTSSMステート遷移を再現することができます。 

強力なスクリプト言語は8GT/sのGen3スピードでTransaction Layer Packets (TLPs)やData Link Layer Packets (DLLPs)を生成することができます。 ユーザーのコントロール下でACKとNAKをジェネレートすることもできます。 パケットフィールドはユーザーがはっきりと明示しなくとも自動でジェネレートされます(例えばCRC)。 またブリッジ、スイッチ、エンドポイントを含むデバイスのコンフィグレーションスペースをエミュレートすることも可能です。 Gen1 (2.5 GT/s) と Gen2 (5 GT/s)の転送速度にも対応しており、デバイスのテストを行う場合、Summit Z3-16は他のデバイスとスピードネゴシエーションを自動で行います。 

加えてSummit Z3-16の多彩なトラフィック生成能力はエラーコンディションのコントロールも可能にします。 また、SummitやPETracerアナイラザでキャプチャしたトレースファイルをエクスポートしてテストスクリプトとして使うことができます。 これによりシンプルなエラーから複雑に組み合わさったエラーまでを詳細に試験することができ、理想のコンディションで柔軟性のある製品を設計することができます。 

機能 利点
スクリプトによるトラフィックの発生 プログラムによるPCI Express コンポーネントの正確なコントロール
記録したトレースファイルをトラフィック発生のためのスクリプトに自動変換 トレースファイルからエラーシナリオを再生成
手動によるエラー発生機能 正確なエラーハンドリングとリカバリー確認
ホスト/エンドポイント・エミュレーションに対応 エンドポイントエミュレーション(ホストはオプション)によるストレステストやプリテスト
プログラマブルなデータ・リンク・レイヤ フローコントロールの修正、ACK/NAKとリトライ動作
プログラマブルで柔軟性の高い、トランザクション・レイヤ ユーザーはトランザクション、ペイロードのジェネレーションやパケットのシーケンスを任意に定義することが可能
プログラマブルな応答タイマー ACK 遅延によるタイムアウトとリトライ動作をテスト可能
Point and Click Script Editor 多様なスクリプトも簡単かつ迅速に作成可能
プログラマブルなコンフィグレーション・スペース エンドポイントをユーザーが定義可能
Link Training & Status State Machine(LTSSM)試験 正確なLTSSMステート遷移の再現
既存の PETracer APIに対応 既存の APIプログラム資産を活用可能
既存の PETrainer スクリプトに対応 既存の PETrainer スクリプトを使用可能
13ヶ月ハードウェア保証 長期保証で設備資産を保護

 

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制御用PC要求仕様 OS: Windows® XP, Vista, 7, 8
外形寸法 Main Board: 16.8 x 13.3 cm (6.6” x 5.25”)
装備コネクタ x16 PCIe Edge コネクタ 
GbEthernet (制御用PC接続) 
USB 2.0 “B” (制御用PC接続) 
外部トリガ入出力 
12V DC 電源
入力電圧・周波数 100-240 VAC, 47-63 Hz ,ACアダプタ
動作環境 動作時:0 to 40°C (32 to 104°F), 湿度:0 to 90% (結露なきこと) 
非動作時: -10 to 80°C (-4 to 176°F)
エミュレーション機能 デバイスエミュレーション:標準 
ホストエミュレーション:専用プラットフォーム(オプション)が必要
スクリプト用メモリ・サイズ 2 GB 
(トラフィックジェネレーション, デバイスメモリエミュレーション, タイミング,コントロール情報用)

 

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