プロトコル解析オプション
ProtoSync
 

ProtoSyncはオシロスコープで捕捉された波形からデコードしたプロトコル・データをプロトコル解析ソフトウェアに転送し表示します。レクロイのデコード・オプション(PCIEbus D, USB3bus D, USB2bus D, USB2 HSICbus D, SATAbus D, SASbus D, FCbus D)と共に動作する追加するオプションです。

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ProtoSyncは次のような同期表示を提供するオシロスコープのオプションです。

1.物理層波形(オシロスコープにより捕捉)

2.デコード・オーバーレイ表示 (オシロスコープで表示)

3.プロトコル解析表示 (別のソフトウェア・ウィンドで表示)

ProtoSyncはレクロイのデコード・オプション(PCIEbus D, USB3bus D, USB2bus D, USB2 HSICbus D, SATAbus D, SASbus D, FCbus D)に更に追加するオプションです。これは物理層波形データをレクロイのプロトコル解析ソフトウェア(ハードウェアのプロトコル・アナライザで使用されているソフトウェアと同じソフトウェア)へエクスポートすることを可能にし、オシロスコープとプロトコル解析ソフトウェアの間でデータ表示を同期します。オシロスコープの物理層波形のデコードの一部を選択すると、プロトコル・アナライザで表示されている対応する位置が自動的に選択されます。(その逆も動作します。)つまり、多角的な表示によりデバックや解析をより簡単にします。

ProtoSyncは dynamic equalizationをサポートする信号規格(PCI Express Gen3や今後のSASバージョン)に特に有効です。 Dynamic equalizationはリンク確立ため送受信側パラメータをお互い通信するトレーニング・シーケンス時に行われるリンク初期化のプロセスで行われます。プロトコルアナライザでは必要としている解析ができないような物理層に問題がある場合やPre-Silliconステージでハードウェアのプロトコル・アナライザが利用できない場合にはProtoSyncは有効に利用できる可能性があります。詳しく知ることが難しいdynamic equalizationの詳細をナビゲートできるため、アナログ波形と高レベルのプロトコルパケット・データの両方が利用可能であり、お互い同期している場合、dynamic equalizationのデバックがより簡単にできます。

さらに、成熟した規格(PCIE Express Gen1, SATA 1.5 Gb/sなど)はシステム設計で徐々に組み込み用途で使用されています。組み込みシステムは通常プロトコル・アナライザと都合よく接続できない複雑なアタッチメントやプロービングを必要とします。また組み込みシステムのエンジニアはプロトコルアナライザを良く知らないかもしれません。しかし、オシロスコープと組み込みシステムの接続は通常良く知られており、考慮されています。そしてデバックや検証システム・エンジニアはオシロスコープの操作に精通しています。物理層の信号を捕捉するオシロスコープをプロトコル・パケットのソースとして使用できる環境を用意することにより、複雑な問題を簡単にデバックすることができます。

ProtoSyncはレクロイのLeCroy WaveRunner, WavePro, WaveMasterシリーズで動作します。

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モデル名  
ProtoSync プロトコル解析オプション

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